2021年4月23日午前11時に蔵王エコーラインの冬季閉鎖が解除されました。この時期の蔵王エコーラインは残雪があり雪の回廊が楽しめます。2時間遅れで頂上まで行ってきました。
2021年開通式
今年の開通式はコロナ禍により簡素化されてセレモニーも行われなかったようです。冬季閉鎖されているゲートよりも頂上に近い賽の磧(さいのかわら)ゲート前で開通式が行われたようです。このゲート前の駐車場には立派なトイレもあるので開門を待つ人たちには便利な場所です。
関係イベント
地元の蔵王町では夏の観光シーズンが始まるので蔵王エコーラインは大きな行事です。しかしコロナ禍にあっては観光行事を中止せざるを得ないようです。例えば蔵王エコーライン開通前に徒歩により雪の回廊を楽しむ観光ツアーがあるのですが中止です。昨年も中止でした。
コロナ禍の開通
2021年はコロナ禍ではありますが天候も良かったので東北地方のすべての山岳道路は予定通りに冬季閉鎖が解除されたようです。昨年は4月中旬に積雪があり除雪をしなければならなかった事情と緊急事態宣言により5月の連休後に開通が延期されてしまいました。八幡平だけは開通していましたが観光施設は閉鎖されていました。
雪の回廊
2021年は宮城県でも3月に桜が開花したほど気温が高かったので山の雪がどれだけ残っているのか心配でした。登ってみるとやはり残雪は少なく頂上付近だけ雪の回廊が残っている状態でした。それでも雪の回廊が見られただけで良かったと思うべきでしょうか。
東北地方の雪の回廊
北海道や東北地方では山岳道路の開通とともに雪の回廊が楽しめる山がいくつかあります。私の住む仙台市から日帰りで無理なく行ける山岳道路は、岩手県と秋田県の八幡平アスピーテラインや山形県の鳥海ブルーライン、福島県の磐梯吾妻スカイラインそして蔵王エコーラインがあります。
毎年4月中旬から下旬までに冬季閉鎖が解除されますが、おそらく八幡平が最後まで雪の回廊が残っているような気がします。福島県は蔵王エコーラインの開通2日前に行ってきましたが、雪の回廊どころか雪がありませんでした。
蔵王のお釜
通称蔵王のお釜までは必ず登ることにしています。昨年は頂上の天気が最悪で30m先も見えないほどでしたので、開通日にお釜を見ることはできませんでした。今年はとても良い天気でお釜を見ることができました。麓の蔵王町の気温が23℃だったのですが頂上の気温は12℃でした。こんなに気温が高いことはこれまでありません。いつもは真冬の装備に着替えてから登るのですが今年は春の装備のまま登りました。
今年最初のお釜は雪が残ったような白いお釜でした。
youtube動画
まとめ
蔵王エコーラインは1年に何度も走る山岳道路です。小型のバイクでは厳しいような登り坂もありますがスーパーカブで登っている人もいますので、バイクには楽しい道路です。宮城県から山形県へ行くならば高速道路ではなく蔵王エコーラインを登ってください。ただし悪天候のときは危険です。
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