バイクの維持費は高いのか|自分のバイク2台を比較してみた

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バイクを安く購入しても維持費が高ければバイクを持てません。税金やら整備費やらどのくらい必要なものか大まかに整理してみましょう。

定期的に支払う費用

各種税金や保険料など毎年もしくは定期的に支払う費用です。これらはバイクによって支払う金額が決まっています。バイクは以下のように区分されます。

原動機付自転車 ① 50cc以下(原付第1種)
② 50cc超90cc以下(原付第2種乙)
③ 90cc超125cc以下(原付第2種甲)
軽二輪125cc超250cc以下
二輪小型自動車 250cc超

自動車税(軽自動車税)

自動車(四輪車)の自動車税は都道府県の納税しますが、バイクの場合は市区町村へ納めることになります。一般的に毎年4月に納税通知書が届き5月末までが納期となります。新車購入時は月割りで納税義務があります。廃車や登録抹消しても月割りの還付はありません。

区分税額
原付①2,000円
原付②2,000円
原付③2,400円
軽二輪3,600円
二輪小型自動車6,000円

自動車重量税

自動車重量税はバイクの区分によって税額や納税方法が異なります。原動機付自転車には課税されません。

軽二輪(125cc超250cc以下)

新車登録時のみ4,900円

二輪小型自動車

新車から12年経過までが年税額1,900円です。13年以上経過した車両は年税額2,300円です。それぞれ車検時に納税します。

自賠責保険(強制保険)

必ず加入しなければならない保険なので強制保険とも言われています。加入していなかったり保険切れのバイクを運転すると1年以下の懲役または50万円以下の罰金と免許停止になります。

保険期間原動機付自転車軽二輪(250cc以下)
12カ月7,500円8,650円
24カ月9,950円12,220円
36カ月12,340円15,720円
48カ月14,690円19,140円
60カ月16,990円22,510円

250cc超は保険期間が変則になります。

保険期間二輪小型自動車(250cc超)
12カ月8,290円
13カ月8,560円
24カ月11,520円
25カ月11,780円
36カ月14,690円
37カ月14,950円

車検費用

車検は250cc超のバイクが対象となります。最初の車検は新車登録から3年経過時、それ以降は2年ごとになります。法定費用としては20,000円です。その他整備費用等5~9万円が目安です。

日常的に支払う費用

バイクに乗るために日常的に必要となる費用です。バイクに乗れば乗るほど金額は大きくなります。また個別の環境等により大きく変化します。

駐車場代

これは自宅に保管場所がある人には関係ない費用です。マンションの駐輪場代の負担や外部の保管場所契約をする人の保管場所代になります。金額は場所により大きく異なります。

ガソリン代

バイクに乗らなければガソリン代は0円です。どれだけ乗るかによって金額は大きく異なります。保険会社のチューリッヒは標準的な年間走行距離を10,000kmとしているようです。

バイクの大きさ(つまり燃費)と走行距離によって決まります。

メンテナンス費用

ガソリン代と同じような費用ですが、オイル交換等のメンテナンス費用です。バイクの大きさによって違ってきます。

モンキー125の維持費

具体的に私のモンキー125の場合を想定してみます。実際にはモンキー125はセカンドバイクなので春と秋の爽やかなシーズンに近くを走るだけです。冬は寒くて乗りません。新車購入時から年間1,000kmしか乗っていません。これからも同じようなペースだろうと思います。自賠責保険は60カ月加入しています。

燃費は約50km/l、ガソリン代は120円/l、オイル交換1回として1年間の維持費を試算してみます。

種別金額(概算)
自動車税2,000円
自賠責保険料3,398円
ガソリン代2,400円
駐車場代なし
メンテナンス8,000円
合計15,798円

スーパーテネレの維持費

私のスーパーテネレXT1200ZEもまだ1年経過していませんが試算してみます。年間走行距離は4月から11月までのシーズンでは毎月800km以上は走りたいと考えていますので年間走行距離を7,000kmとします。オイル交換2回、自賠責保険は36カ月加入とします。燃費は走り方によって差があるのですが長距離なら20km/lなので燃費19km/lとして試算します。ガソリンはハイオク130円/lとします。車検費用は新車なので法定費用を3分の1にします。

種別金額(概算)
自動車税6,000円
自賠責保険料2,938円
自動車重量税1,900円
車検費用6,666円
ガソリン代47,894円
メンテナンス20,000円
合計85,398円

まとめ

バイクは自動車と比較すると税の負担額は格段に低額です。1200ccクラスの大型バイクでも上記のように10万円以下です。都心部で保管場所が高額になる場合を除いて、私の住む地方都市のようなところでは保管場所の費用がほとんど必要ありません。

保管場所さえあればバイクは安くて楽しめる娯楽です。

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