2020初ツーリング、宮城の震災復興地域、女川町と南三陸町の海岸を走る

南三陸町モアイ像 ツーリング

宮城県の震災復興地域でもある女川町と南三陸町を訪ねてみた

なぜ女川町南三陸町なのか

仙台市民には海沿いで生まれ育った人と内陸で育った人がいます。それぞれ育った環境が違うので食生活などが違います。私は内陸の人間なので山道が好きです。海岸沿いが嫌いではありませんが、慣れていません。海沿いの街をよく知らないのです。昨年は気仙沼市には行ってきましたが、それ以外の沿岸部の小さな町には行ったことがありません。

どの町も震災被害があったところで復興の最中です。この機会に日帰りで食料持参で行ける女川町と南三陸町を訪ねてみようと考えました。

走行ルート

仙台市から三陸自動車道を走ります。石巻女川ICから国道398号で女川町まで行きます。牡鹿半島を少しだけ走って女川駅前の復興商店街を通り石巻市の大川小学校跡地を通り南三陸町志津川を目指します。できるだけ沿岸の道路を利用するルートにしました。志津川からは三陸自動車道で仙台へ戻ります。

ルート図

三陸自動車道・石巻女川ICまで

私の自宅は仙台市の海側ではなく山側なので石巻女川ICまでは約58kmです。のんびり走っても40分位です。三陸自動車道は東北自動車道からも常磐自動車道からもつながっているので便利ですが、ガソリンスタンドがありません。長距離利用の方はご注意ください。

石巻女川ICから女川町まで

国道398号の一本道です。ひたすら直進します。そのうち海沿い、線路沿いの丁字路にぶつかります。ここで初めて左折します。その後も海沿い、線路沿いに直進です。案内板も豊富ですから迷うことはありません。

女川原子力発電所を見たい

女川港が近づくと潮の香が強くなります。内陸育ちの私には旅行気分を盛り上げてくれる海の匂いです。バイク乗りならば牡鹿半島を一周するものなのでしょうが、私はどうしても東北電力女川原子力発電所を見たかったのです。東日本大震災では大きな被害がなかった女川原発ですがもうすぐ再稼働するようです。特別な理由はありませんがニュース映像でしか女川原発を見たことがなかったので見に行くことにしました。

女川原発までは海沿いの県道41号線で約15kmです。沿岸の道路はすべてが工事中です。ほとんどの場所が新しい道路になります。震災から10年目となりますがまだ工事は続きます。ところが原発手前の「私道」は関係者以外通行禁止とのことで原発を見ることができません。近くに原発のPRセンターがあるので行ってみましたが、コロナ禍により閉館中でした。

原発から女川駅へ

同じ道を戻ってもつまらないので少しだけ牡鹿半島の先へ進みコバルトライン(県道220号)を走って女川駅前に行きます。コバルトラインは牡鹿半島の山の上を走る道路です。牡鹿半島を1周するような道路です。山から海を見下ろすような道路で要所要所に絶景ポイントがあります。交通量は少なくバイク乗りには最高のワインディングロードです。残念ながら公衆トイレがほとんどないので計画的に利用してください。

女川駅前

女川駅周辺は津波被害にあいましたので、道路も建物もすべて新しくなりました。女川駅舎も商店街もテレビで見たとおり賑わっていました。駐車場は豊富ですが駐輪場がありませんでした。この日は誰とも接触しないツーリングなので素通りしました。

女川駅前から大川小学校跡地へ

女川駅から北上して南三陸町を目指しますが、途中に石巻市の大川小学校跡地がありますので立ち寄ります。女川駅前から26kmです。国道398号一本道ですが、海沿いの道路になりますのでほとんど工事中になります。のんびり走っているのですが運が悪いと大型ダンプが道を塞ぎます。

大川小学校跡地から南三陸町へ

大川小学校跡地で犠牲になった生徒と教員のご冥福をお祈りして最後の目的地南三陸町志津川へ向かいます。志津川まで約30kmです。しばらく北上川沿いを走っているうちに、いつの間にか海沿いを走っているような道路です。この辺は常に右側に海が見えます。工事により道路の形状が変わっている場所もあります。

南三陸町さんさん商店街

志津川は南三陸町の中心部です。志津川駅があったのですが津波でなくなってから駅も線路も再建されていません。今は志津川駅跡地周辺に商業施設が再建され、南三陸さんさん商店街として営業しています。

南三陸さんさん商店街の敷地の一角にはモアイ像があります。このモアイ像はイースター島から来た本物のモアイ像です。どこかの駅前にあるフェイクではありません。チリ地震の復興支援からの縁でイースター島から寄贈されたようです。詳しく知りたい人は南三陸町のサイト(モアイ像)をご覧ください。

南三陸さんさん商店街の隣地には南三陸町復興祈念公園の工事中でした。ニュース映像でも有名になった旧防災庁舎の鉄骨が残されています。おかしな表現ですが、この日はこれを見るためにここへ来たんだと思いました。

志津川ICから三陸自動車道に乗って帰ってきました。

youtube動画

まとめ

女川原子力発電所は近いうちに牡鹿半島1周を兼ねてもう一度訪ねたいと思います。この日のコースから原発を除けば、仙台市からの日帰りツーリングでも十分に観光や食事も楽しめるコースだと思われます。

リンク

南三陸町観光協会

女川町観光協会:おながわたび

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