私のスーパーテネレXT1200ZEが納車されました

新車のバイクは販売店へどのようにして輸送されるのか考えたことはあるでしょうか。私のスーパーテネレXT1200ZE購入の際に販売店が教えてくれました。スーパーテネレが運ばれてきた様子を説明します。

バイクはスチールフレームに固定されて運ばれる

私は新車のバイクはビニールを張られてトラックに積んで運ばれてくるものと思っていました。でもそんな単純なものではなかったようです。以前、輸入車のKTMの販売店で見積もりをもらったことがあります。その時にはバイクは木箱で運ばれてくると聞きました。そして販売店で箱から出すと聞いたのです。そうか輸入車は箱に入れられて船で運ばれてくるんだと思った記憶があります。

スーパーテネレXT1200ZEは輸出用の海外モデルですが、輸出前に購入しますので国内輸送となります。したがって木箱なんて必要ないと、どうでもいいことを考えていました。販売店の人たちが親切でバイクが到着する日を教えてくれました。珍しいから見に来ないかということです。残念ながら仕事のため行けなかったのですが、写真を撮ってくれました。

スーパーテネレは金属のフレーム箱に入れられていました。最近は木製ではなく金属製が多いとのことです。おそらく木製よりもゴミの量が少ないのでしょう。販売店の手間が省けるようです。

バイクは未完成の状態で運ばれる

金属フレーム箱には完成したバイクが収められているわけではありません。前輪がないバイクが届きます。前輪の有無によりフレームの大きさがだいぶ違ってきます。輸送の負担や効率を考えればベストな方法です。

最初の作業は前輪の取付

金属フレームの土台にはバイクが固定されています。土台以外のフレームは取り外しますが、土台はバイクの前輪を吊り下げて固定するまで外せません。前輪を吊り下げるための専用の器具があるようです。販売店の人は慣れた手つきで前輪を取り付けます。その後、土台から完全に独立します。

仕上げ作業

その他の電気系統やホース類の接続などの作業を行えば完成ということになります。しかし国内モデルではないのでETCなどを取り付けたりしなければなりません。オプションが多ければ多いほどこの作業は多くなります。

車検手続

国内モデルは各メーカーが陸運局に仕様書のようなものを提出しているので車検手続が数日で完了するようです。しかしスーパーテネレのような輸出モデルは個別に仕様書を提出しなければならないので3週間くらい時間が必要のようです。輸入車と同じ手続です。

私は現在乗るバイクはありますので急ぐ理由がありませんので、のんびりと待ちます。

オプション品

スーパーテネレを購入した最大の目的はツーリングです。純正のケースなども購入するつもりでした。しかし2019年モデルでは販売元で最初から両サイドのパニアケースとエンジンガードを付けた商品が販売されていたので、それを購入しました。販売元とはプレストコーポレーションという会社でヤマハから国内販売を目的として一括で購入して販売しています。結果としてヤマハから直接購入したことになり保証等すべて国内モデルと同じ扱いになります。

余談ですが、レッドバロンなんかで販売しているスーパーテネレは海外から輸入したもののようです。ヤマハの保証が少し違ってくるようです。

その他のオプションはETCだけです。ただしスーパーテネレは電気系統がすべてタンク下なのでシート下にはスペースがありません。ギリギリのスペースに無理やりETCを付けなければならないようです。ETCについては国内モデルなら取付容易なようです。

以前のバイクに付けていたナビも最後に付けました。ナビを使用したことはないのですが、山道でカーブの先が見えないときにナビでおよそのカーブの大きさがわかるので、なんとなく付けています。

最近では必需品と思える前後のドライブレコーダーも付けました。その電源としてリレーも付けました。

ACC電源

アクセサリー電源をどこから取るかは迷うものです。スーパーテネレの場合はバッテリーの付近に4極カプラーと3極カプラーがあります。4極カプラーはヤマハのメンテナンス用でパソコンとつなぐためのカプラーですが、3極カプラーはフォグランプ用なのでここからACC電源をとるのが簡単だと思います。3極のうち「茶色」のコードがACCです。ヤマハの場合は茶色がACCのようです。

youtube動画

まとめ

海外モデルといってもヤマハ製品ですから車検手続に3週間程度の時間を要する以外は国内モデルと同じです。点検整備もパソコンにつないでヤマハのサーバーとやり取りしながら点検するようです。バイク内部にも日常が記録されていてエンストやヒューズが飛んだなどのことがすべて記録されているようです。